昨日のVIC大阪校では「CAの仕事研究」という授業が行われました
皆さんも、それぞれの視点から「客室乗務員」について研究されていると思います。
今日は、その中でも9割を占めるとも言われる「保安業務」について考えてみましょう!
晴れて客室乗務員の採用試験に合格し航空会社に入社すると、まず全員が様々な訓練を受けます。
大まかに分けると、
・サービス訓練
・保安訓練
・アナウンス訓練
・メイクアップ訓練
の4つに区分されます。(訓練の内容は航空会社によって異なります)
この中でも「保安」は乗客の方々の安全を守るために、とりわけ大切な要素ですね
例えば、飛行機内で火災が発生したときや、急病人が出たときにどう対処するかといったことを想定して訓練します。
元CAの方はこのように語っています。
「CAは一見華やかに見える仕事ですが、どんな状況になっても凛とした姿で対応しなければなりません。訓練は、お客様を守る責任感とリーダーシップを養うものでした。だからこそ、CAの華やかな側面だけに憧れを抱いて訓練に参加するのではなく、保安要員としての覚悟が必要です」
(出典:http://www.aviationwire.jp/archives/58922 2015/4/5 accessed)
CAの仕事というと、「サービス」や「おもてなし」という華やかな面に目が向いてしまいますが、
皆さんは、CAとしての「お客さまの安全」や「無事に目的地へ到着する責任」についてどのように考えていますか
皆さんが地上での仕事ではなく、客室乗務員という職業にこだわるポイントになるかもしれません
JALやANAは「安全」「安心」こついて、このように述べています
「JAL安全憲章」より抜粋
「安全運航は、JALグループの存立基盤であり、社会的責務です。
JALグループは安全確保の使命を果たすため、経営の強い意志と社員一人一人の自らの役割と責任の自覚のもと、知識と能力の限りを尽くして、一便一便の運航を確実に遂行していきます。
そのために私たちは以下のとおり行動します。
規則を遵守し、基本に忠実に業務を遂行します。
推測に頼らず、必ず確認をします。
情報は漏れなく直ちに正確に伝え、透明性を確保します。
問題、課題に迅速かつ的確に対応します。
常に問題意識を持ち、必要な変革に果敢に挑戦します。」
(出典:https://www.jal.com/ja/flight/charter.html 2015/4/5 accessed)
「ANAグループ安全理念」より抜粋
「<ANAグループ安全行動指針>
規定・ルールを遵守し、基本に忠実に業務を行います。
プロフェッショナルとして、
健康に留意し常に安全を最優先します。
疑問や気付きを声に出し、
他者の意見を真摯に受け止めます。
情報はすみやかに伝え、共有します。
未然・再発防止のために自ら改善に取り組み続けます。
社内外の教訓から学び、気付きの能力を磨きます。」
(出典:http://www.anahd.co.jp/csr/safe/safetyidea.html 2015/4/5 accessed)
それぞれのエアラインがこれまでの事故などを教訓にして安全への取り組みを示しています。
JALもANAも安全に対する基本的な考え方は同じですが、ANAは行動指針で「健康」について言及しています。
安全なフライトを提供するために健康でなくてはいけないという考え方は、CAを目指すにあたっても気をつけるべきことですね。
また、JALは健康に関してを安全憲章に入れていませんが、JALも健康=安全という考えのもとに業務に当たっている、という話題を先日のブログでお伝えしました
また、JALは全グループ社員の方に安全憲章を一枚のカードにして配布しているそうですよ
常に携帯していることで、安全への意識を保ち続けるようにしているのかもしれません
皆さんも、自分が客室乗務員になったとき「保安」にどのように関わるか考えてみましょう
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大阪校*スクール見学・説明会
4/8(wed)16:30/17:30/18:00/19:30
4/12(sun)13:00/14:00/16:00
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